ダーリンから私が消えてしまいそうな日々

現在、夫は若年性認知症6年目、40年以上(私とは30年)やってきたカフェ&レストランも泣く泣く閉め、今ではひとときも目が離せないじょうたい、同居の90才になる義母は大腿骨骨折で入院、話を聞いてもらえる人も無く、この非日常的な毎日を誰かに読んでほしいという思いで…。

結婚記念日

3日前、30回目の結婚記念日を迎えた。と言っても昔からそんなに特別な事をした覚えはない。テレビでよく見る、レストランを予約してフレンチのコース…なんて別世界。結婚式場でもらったやたらでかい、金色の数字が書いてあるローソクも、「1」まで溶けた状態のまま…。まぁ最後迄毎年火をつける夫婦がいるのかどうか。今から思えばダーリンはホンマにそういうのには無頓着やったなぁ。今流行りのサプライズ、1度くらいあっても良かったなぁ。 で、そんなダーリンに言ってみた。私達って家にいる時はいつもテーブルはさんで向かい合わせに座ってる状態、で、テレビ見てる時に「今日は結婚記念日よ」「そうか」「もう30年よ」「うん」わかってるのかなぁ…まあいいや…「これからもずーっと一緒にいようね💕」そしたらダーリン、「そうやで、ありがとう」エッ? ありがとう? その瞬間、テーブルの上に置いてた私の手をぎゅって握ってくれて〔サプライズや!〕たぶん結婚記念日の事より、ずっと一緒、が、嬉しかったんやな。心のどこかに不安があったのかな。手を握り返しながら〔私が守るよ〕 ちょっぴりウルっときた瞬間、「アーッ!」ダーリンの目はテレビの方に…見れば若い女性が背後から狙われ…不覚やった(涙)なんでサスペンス見てる時に言うかなぁ(涙)あんな返事が返ってくるとは思わなかったもの。当のダーリンはテレビに夢中、手は握ったままという訳のわからん絵柄に。でもなんかイイ気分。やっぱダーリンは最高‼️